悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

レモン側の人間

日増しに厳しくなる寒さが身に染みる季節、いかがお過ごしだろうか。布団から這い出る難易度は日増しに難しくなっていっている気がする。夜更かしが原因ではない。

 

最近思うことがある。自分の誘いに乗ってくれる友人や知人は本当にありがたい存在だと。急にこんなこと言って気持ちが悪いかもしれないが、本当にそう思う。

 

自分は人付き合いが苦手ではないが下手だ。話し方、誘い方、態度、行動。どれを取っても欠けているものがあり足りないところがある。そしてそれを自覚しながら直せないでいる自分に口惜しさを感じている。布団に入り、目を閉じてから行われる「人とのやり取りの脳内反省会」は悪態と泣きべそに埋め尽くされてもはや聞き取ることが出来なくなっている。脳内反省会をやらない人にはおそらく微塵もわからないだろうが。

 

どうでもいい話だ。なぜなら足りないところを補ったとして、僕自身の人間としての魅力が増えるわけでは無く、つかまつるところそれは自己満足に過ぎないからだ。

 

それはそれとして、人付き合いの話だ。人付き合いに関して、僕の中には一つの決まり事がある。

「3回誘って3回断られたら、向こうからお誘いがあるまではこちらからは誘ってはならない」というルールだ。

 

僕は僕の人間性をよく理解しているつもりだ。決して謙虚ではなく傲慢で、それでいて卑屈な人間だ。器の小さい男だと笑ってもらって構わなし、それは事実だ。そういう人生を歩んできた自負がある。そしてほんの少しある自信はここで語るほどのものでも無い。

 

よくある話。こちらからのお誘いを断られた際、1回目は「タイミングが悪かったんだな」と解釈する。2回目は「何か理由があるのだろう」と思う。

3回目になると何かを思う前に申し訳なくなる。3回も断らせてしまってすいません。僕ごときの誘いより大事なことなんか沢山ありますよね、と。だから4度目は誘わないし、誘えない。男でも女でも関係無く、そこから先は向こう側が僕に対して何があるのかという部分になってくる。何も無いならそこまでの関係値だと言うだけの話だ。

 

自分の考えに対して反論を考える。例えば、僕自身の人としての魅力が無いことが原因か?例えば、人格や考え方、思想の問題。例えば、見た目の印象。それらを改善すればいいのか。土台になる関係値が太ければいいのか、過ごした年月や月日の問題か、何なのか。

だがそれは危険な考えじゃないのか、とも思う。無難なだけの空虚な人間が出来上がりそうで恐ろしいとも思える。ディストピアだ。

 

これらは随分と濃度の薄い“わや”である。生理的に無理、とまで言われれば僕だって「なら仕方ないね」とスッキリ納得できる。だってそうだろう、僕は僕を受け入れられる人しか受け入れられない。人間のキャパシティの問題だが、そんなのは誰だってそうだろう?そうじゃない人は存分に臍を噛む思いをしてくれ。それを笑うのはこちら側の番だ。

 

すっぱいレモンに対して甘味を求めるような考えは無粋であるし、そんなことをするなら最初からミカンでも食べればいいと思う。僕はレモン側の人間だ、甘味は無い。ここまで下らない文章をズラズラと綴ったが、いよいよ自分でも何をいいたいのかわからなくなってきた。もう、寝よう。