悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

笑え

あけましておめでとうございます。めでたくも嬉しくも無い。

 

昨年1年の総括としては可もなく不可も無く、ありきたりで平凡かつ退屈でつまらない1年だった。熱烈に心に刻まれることも、痛烈に心を刻まれることもなかった。あるいはそれは良いことなのかもしれない。もちろん1年という短い期間で済むならの話だが。

 

昨年1年、そしてこれからの1年も。また何かを変えることも出来ずに僕は歳をとっていく。反省と後悔、そして憂鬱。だがそれらは次に活かされる事はない。全く同じ1年はやってこないからだ。そしてそもそも反省も後悔もいちいち覚えてなどいない。何のための日記なのかは随分前から曖昧になっている。憂鬱な気分だけはいつまで経っても晴れる事はない。

 

1年で変わった事と言えば一つだけあった。少し痩せた。14kg痩せた。意図して食事量と摂取カロリーを減らしてダイエットに成功したわけだが、もう一つ側面がある。純粋に、誰かと食事をする機会が減った。元々数少ない友人達であったが、一緒に飯どっかいこうぜとかいうのがかなり少なくなった。そしてこれから増えることも無いだろうとも思っているあたり、悲しいことだがそろそろ縁が切れるのかもしれない。

 

 

ここ最近の年末のイベントが一通り終わって再認識した事がある。自分の状態が酷く脆く、そして拙いものだという事だ。依存するものも依存されるものも無く、自由ではある。故に「誤魔化しが効かないということ」について考える時間があった。何について誤魔化しが効かないのか、それはたった一つだ。生きていく理由と目的。厨二病かよ、笑え。だが俺は真面目に、大真面目に考えている。わからないからだ。

 

何を目的に生きているのかわからない。年末年始と言わず、年がら年中仕事は辛いし、私生活だってこれといって充実はしていない。最近はゲームだって楽しいのは一瞬だけで虚しさのほうが強い。流石に誤魔化しがきかなくなってきた。人生を楽しむ為に生きる。そんな簡単な事が酷く難しく、敷居が高く見える。目先の娯楽で騙し騙しなんとかやってきたつもりだった。このゲームは楽しい、この小説は面白い、このカードは強い、そう言って局所的な娯楽で脳を麻痺させて、あたかも楽しく生きているように自分自身を錯覚させて生きてきた。だが詰みだ、次が無い。何をやっても、一人だとつまらないからだ。

 

下らないことをしている時や日常生活で自分を俯瞰したことはあるだろうか。宝くじが外れてがっかりした時や仕事中に施設の入居者に暴言を吐かれた時。部屋で一人で飯を食っている時や無言で小説を読んでいる時。格ゲーで負けてトレモで永遠と対策をしている時。友人に彼女とデートだからと遊びを断られた時。

ふと我に返って自分を俯瞰した時、虚しさだけがこみ上げてくる。俺は何をやってるんだ…?同年代の奴らだって結婚して家庭を持っている人が多くなってきた。子育て中の写真をSNSにあげてさぞ喜ばしいことだろう。車を持って遠出して、仕事だってそれなりの金を貰ったりして。海外旅行に行く人だっているのだろう。

人の楽しみなど人それぞれ。今あげたことだけが全てではない。だが自分の主観だけではそう見えるのだ。皆一様に生きる事に必死な中、何かしらの糧を持っているように。

あぁ。楽しめばいい。人生を楽しみたまえ。俺はその視界に入らないように精々努力するさ。

 

それで、俺は何をやってるんだ?そもそも何ができるんだ?

時間もない、金もない、ナンバーワンにもオンリーワンにもなれなくてただ孤独なだけのクソみたいな男が、目的も無く生きてて一体何の意味があるんだ。わからない。なにもわからない。いや、いくらなんでも自己肯定感が低すぎる。どうした、俺。大丈夫か?

いや、大丈夫とは程遠いな…。

 

笑え。笑ってくれ、この愚かな俺を。

この駄文を読んだ時の君のような憐みの目で見ないで、せめて笑ってくれ。そうしなければ俺が浮かばれない。

このくだらない日記を読んだ人間は須く僕という人間を記憶から抹消してくれ。どうせあと数年も生きない。生きていたとしても惨めで憐れな存在になっているに違いないからだ。Twitterもブロックしてくれ。LINEも消してくれ。俺は俺という人間の不甲斐無く、努力もしない人間性を嫌っている。だからこそ君の記憶に残りたくは無い。笑え。