悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

白旗

寒い寒いと言っているうちに春は過ぎ、日中の陽射しに熱気の気配が漂う季節になりました。初夏という言葉を考えた奴は天才だな、その言葉のセンスを見習いたいものだね。もう梅雨に入りそうな勢いだけれど。

 

つい先月、やらぬやらぬと言っていたFPSに手を出した。APEXである。3人で1チーム、阿吽の呼吸を求められる非常にテクニカルでスリリングなシューティングゲームだ。だが格闘ゲームほどヒリつく事もなく、向上心を持ち続けてプレイするのは難しいように感じる。運の要素が強く、加えて漁夫の利を得ようとする他のチームのプレイに立ち回りが左右されがちだからだ。もちろん最低限強くはなりたいと思っている。

 

僕にとってAPEXは"ぼんやり"である。段階を踏んだ成長だとかこれさえできればある程度勝てる、といった明らかな成長の指標が存在しない。ランクマッチだって長く生き延びるコツさえあればポイントが入るようになっているものだから、成長という部分とは少し違う気がする。負ける原因に他責がつきまとうものだから、結局楽しさという居心地の良さだけが残る。

 

以前の記事に書いたように僕は無職だ。一週間ほど前に良さそうな求人を見つけて応募し、今日帰ってきたら書類選考の結果が届いていた。

当たり前のように落選していた。純粋に苦しい。

履歴書と職務経歴書は経験の少なさ故、書くのに非常に苦労した。だが良い機会だった。無職期間のぼんやりした空気に毒されて自分を見つめ直すタイミングが少なかったからだ。

 

最近自分が本気になったものはなんだろうか。これといって誇れるものが無いことは書類を作ってて散々思い知らされた。資格も特技も特に無く、趣味だって知人友人を集めて人狼のイベントを開いたことぐらいで、それ以外はダーツもさっぱりできていない。定期的に来る自己覚知のローンのようなイベントにはもう飽き飽きしていた筈なのに、いざ振り返ると出てくるのは血反吐ばかりだ。

 

目先の"ぼんやり"とした居心地の良さにやられて、中長期的な価値感が揺らいでいるように感じる。目先の雑多な感情に押しやられて、自分がどういう人間でありたいのかを見失っているように感じる。以前からそんなものは存在しないのかもしれないが。

いやはや、自分から仕事を辞めた癖に生きるのに苦労している事実がひたすら苦しい。だが世の中にはコロナで失職した人や、それ以上に生活するのすら危うい人も少なくはないだろう。僕のこれは甘えと断じられるのだろう。許せねぇ。

 

さて、再就職へ向けて活動をしなければならない。介護だけは選べない。だからスキルの無い未経験の業種を目指す。キッツいなぁ。ちなみに僕が職業訓練校で勉強をしているプログラミング関係や組み込みの仕事などは福島市内の求人が絶望的。どうやって飯食おうか。引っ越す金もないので遠くの仕事も難しい。

 

毎日血眼になって求人の情報を見ていたってこのザマさ。明日から同じことをしても同じ結果になるのだろう。何かをやらなければならない。今までやってきたこととは違うことを。

…で、その何かってなんですか。APEXじゃないことだけはハッキリしている。正直言えば焦っている。今は悩む時間すら惜しい。定職につけないまま時間切れで非正規雇用…という流れだけは避けなければならない。

悉く人間として生きるのに向いていない。お手上げだ。