悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

夜の海へ

福島の梅雨はどこへ行ってしまったのだろうか。雨が降りそうで降らない、続きそうで続かない。曇りの日が多いのに、存在感を隠そうとしない太陽は僕らを蒸し焼きにしてくる。意気込んで引っ張り出した扇風機は今日も元気よく首を振っている。

 

無職期間が100日を超えた最近思うこと。未だに自らが飢えて死んでいないという奇妙な事実にひたすら感謝している。ありがとう税金、ありがとう雇用保険、ありがとう退職金。おかげさまで2社目の不採用通知(しかも書類選考すら通らなかった)が届いてもかろうじて飯を食えている。

 

就職試験に臨み、2回連続で書類選考に落ちるという経験は僕に一体何を与えたのだろうか。純粋に腑が煮え繰り返る思いだ。採用担当者様とかいう連中は紙っぺら2枚程度でその人間の人となりを見抜けるほどの眼力を持っているとでもいうのか。それともその2枚の紙は本人の言葉に先んじて本質を表すような偉大な紙なのか。こんなこと言ってる人間は書類選考で落ちて当然なのだろうか。詮無い思考だ。

 

書類選考に落ちたその日、怒りに燃え空へ叫び、荒ぶる心のまま衝動的に海へ行った。友人から誘われていた寿司の予定をその場の思いつきだけで変更し、車に揺られて1時間。夜8時も回って、波の音しか聞こえない海へ到着した。

 

 

夜の海ってのは不思議なもんで日中のそれとは違い、海に来た実感がまるで湧かなかった。音も匂いも磯なのに、夜ってだけでやっぱりなんか違う。

 

恥ずかしながら、そこで我に返った。寿司の予定を蹴ってまで俺は何やってるんだ、と。月明かりに照らされて綺麗かどうかもわからない砂を両手で弄びながら、自分でもドン引きするレベルで冷静になった。あと2ヶ月以内に就職できなかったら文字通り飢えて死ぬわけで、自分を落とした会社に文句言ってる場合じゃねぇな。と。

 

まぁ冷静になったからといって180°人間が変わるわけでは無いし、落ちた事実は事実として受け止めるしかないから、こういうくだらない日記を書くわけでありまして。えぇ、怒っていないだけで普通に悲しい気持ちです。

 

なんというか、疲れたよね。自分に対して。最近の自分の言動はかなり支離滅裂だし、何がやりたいのかも曖昧だし。けれど何もしないで無職でいることに対して不安は募るばかりで、応募した会社に書類選考落ちたりしたら不安感が急上昇して感情がどうにもならなくなる。

 

もう何もかも嫌になって社会をぶっ壊すような行動をしてやろうか、なんて気概は無く。妬みや僻みを口から出さない為に幸せそうな奴を極力視界に入れないように生きていく腐った人生。笑えよ、俺は負け組で何者にもなれず、自分の生きてく糧すら見つけられない。死ぬ勇気も無くだらだらと未練がましく呼吸をしてしまっている。自分の望んでいない自分の姿にずっと自己肯定感がゴリゴリ削られる毎日の中で、何も考えないで生きてる奴らのほうがよっぽど人間として生きるのに向いている現実に辟易とする訳です。

 

疲れた。理性的に話をしても伝わらない相手には伝わらないし、感情で行動すると疲労するばかりで先が無い。

再就職活動はうまくいかないしうまくいかない理由もわかっている。それでもその場で足掻かなきゃいけないという徒労感の拭えない事実がまた苦しい。どうすりゃいいのかもわからん。

寝る。