悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

ミートソースはやめろ

 

一人暮らしの男は放っておくとパスタしかつくらない。この世の真理の一つだ、覚えておくといい。

 

最近のマイブーム。ミートソースを自分で作ること。お洒落に言うならボロネーゼ。僕はお洒落な人間じゃないからミートソース。

料理好きな大蛇丸に影響されるより先にミートソースは作っていた。なぜ市販のレトルトを使わないのか?セブンのありきたりな味に飽きたからだ。辛くするのも肉マシにするのも自由自在さ。簡単にでき、かつ安価であるならカレーに次ぐ持ち料理に加わるのもそう問題ではなかった。

 

月に2度ほど作るミートソースは一度に作る量が6食分以上になるので2日目以降はタッパーにいれて保存する。次の日の朝はオムレツにかける、夜はマカロニとチーズでなんちゃってグラタン。そりゃ太るわけだ。計算したこともないカロリーに震える。家の中を見たわけでもない母に「ミートソースはやめろ」なんて見透かされるのは、おそらくこの贅肉のせいだろう。痩せねば。(今ナチュラルに「痩せねば」って思ったけど痩せなきゃダメかな。痩せてもモテるわけじゃないから別にいいか、とも思っている自分がいる。え?ダメ?)

 

ま、でも一つ思うのは「食」ってのはやっぱり重要だな。貧相な食事ばっかしてると心は荒むし、手軽で味の濃いものばかり食うとちょっとしたタイミングのささやかな贅沢の仕方がわからなくなる。親の作る料理とかは煮物が多かったから嫌がってたけど健康的なのが多かったし、今の一人暮らしも食うに困ることはない。恵まれてるな。

 

この飽食の世の中で不満に思うことはそう多くない。確かに小さな不満は数多くある。身の回りに大きな出来事が無いことが幸いして今の僕の精神状態は凪のような平穏そのものだ。食うに困らなければ人間は大抵のことは乗り越えられる。だが世の中を漫ろ目に見た時、そうじゃない人の方が多い。

 

ミートソースを作らない人間がミートソースを作る人間を蔑むように、病まぬ人は病む人を蔑み、人間はいつだって苦しむ人をさらに苦しめる。見たくないものを見なければいいのに自分から見に行って、蓋をするどころか爆弾で木っ端微塵にしてしまう。病気だよ。

 

貧しいんだよ、みんな心が貧しい。清貧なんてのとは質が違う。幸せの最大容量を増やすことが幸福への一歩だと思ってやがる。だが違う、そうじゃない。最低限でいいんだ、その最低限の幸せの質を上げるべきなんだ。

 

 

だからみんなミートソースを作れ。うまい飯を食え。満たされない何かをカロリーで補うのだ。全人類デブ化計画。愉快だ。俺は正気だ。

 

今回の日記は一応お題みたいなのを貰ってから書いてるけどこんな内容でいいんだろうか。