悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

本を読め。

真夏のピークは去ったのだろうか。毎年残暑残暑、暑さのバーゲンセールのようだったのに今年の9月はやけに寒い。天気の優れないここ数日間は急に季節が切り替わったかのように肌寒い日が続いており、エアコンも扇風機も「我々はもう今年のお役は御免ですな」みたいな顔をしてやがる。結局、僕は今年も夏らしい夏を満喫しないままなんとなく過ごしているうちに夏を逃してしまった。俺たちが夏を満喫できるのは何年先になるのだろうか。

 

さてそんな夏を満喫できなかった自分も「切り替え」の時期にきた。半年の無職が終わり働き始めるのだ。(正確には6ヶ月と15日の199日間)

"これから"というのがなんとも実感が湧かないが、嬉しいことに就職先の次期社長から「車の免許をとってから仕事をスタートにしよう」と素敵な提案があり、無職期間が少し伸びてしまった。早く働きたくてウズウズしているのだが、自動車学校のキャンセル待ちがなかなか乗れずもどかしい思いをしていた。やっと今日、齢26歳にして普通自動車免許を得ることができ仕事がはじまる。

 

自動車学校でキャンセル待ちをしている間、僕は小説を読み続けていた。9月の数日間と先月読んだ分をあわせて合計15冊読んでいることがわかった。いくらなんでも読みすぎである。本は日常的に読んではいるが、本屋に行く頻度から考えるともともと本を読むペースは2週間で3冊程度だった。骨太なミステリを好む自分としてはそれぐらいが丁度良いと思っており、僕の場合は活字の過剰摂取で容易く生活に支障をきたしたりする。(1日に20冊も本を読む某メンタリストの生活はどうなっているのだろうか?絵本よりもくだらない内容の本なら20冊読んでも余裕だろうが…)

 

本は新品で買いたい。これは個人的な思いである。他人が触ったものが嫌という訳でなく、一応それなりの理由があるのだ。

古本で買えば経済的だが、著者の印税にならないし重版もかかりづらくなる。古本しか売れないとなると今度は出版社が振るわなくなる。出版社業界の規模が小さくなれば、自ずと世に出る物語も減ってしまう。僕が素晴らしい物語に出会える確率も減ってしまう。だから本は新品で買いたい。

 

昨日、自宅の本棚に同じ小説が2冊並んでいるのを発見した。文庫本の小説を買う人なら経験したことがあるかもしれないが、作家ごとに本を買っていると稀に背表紙の違う同じ本を買ってしまうミスがある。ちなみに僕は2回目である。前向きに捉えるのなら活字離れの激しい今の世の小説家や出版社への支援になると考えれば悪い気はしない。(ガキの小遣いにもならない額であるが。)

 

近年は紙メディアの電子化が賑やかだが、個人的には紙媒体の良さを知って欲しい。ハードカバーじゃなくてもいい。文庫本の、あの小さな重みを手に取って物語を読んでもらいたい。時間や場所に縛られることなく、想像力を働かせて物語を楽しんで欲しい。このくだらないブログを読んでいるそこのあなた、今すぐ本屋に行って店員のオススメの本でもなんでもいいから適当に本を買うのだ。

それが僕が良い物語に出会う一歩だと信じて今回の話は終わり。

 

それと、オススメの小説あったら教えてください。