悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

ぎうぎう詰めの陰キャと光る指輪

土曜日。近くのカードショップでトレーディングカードゲームバトルスピリッツ」の公認大会が行われる日。今日も容姿に優れないカードゲームオタク共が娯楽を求めてワラワラと集まっていた。

 

軽蔑するべき我が同志の気持ち悪さには身の毛もよだつ思いがするが、かくいう私もその中の一人であった。

 

今日は新弾の構築済みデッキの販売日。いつもより人は多く、雨のせいなのか人口過密度的なアレなのかわからないが、店内はなんとも言えない湿気と熱気に覆われていた。奇声が飛び交い、念仏を唱えるかのように会話をし、低く唸るようにじっとりと笑う。おそらく常人であれば3分と持たずに生き絶えるであろう。

 

そんな修羅界隈に私が踏み込むのは勝負の愉しさ故である。決して陰キャの顔が見たいわけではない。クソ陰キャの顔が拝みたければ、家で好きなだけ鏡とにらめっこをするだろう。

 

私がバトスピを始めたのはごく単純に、遊戯王を辞めたタイミングで声がかかったからである。カードゲームなど2度とやらぬ、と打ち建てた誓いは1週間と経たぬうちに破られた。

 

私をバトスピの道へ導いた師匠的ポジションのヤマキ氏はカードゲームにおいては意趣卓逸したセンスを持っている。が、しかし人間としては下の中から上といったところでありまして。

志は低く、成長の見込みがない。楽観的で現実が見えず、齢25にして親離れすらできぬ悲しい人間なのだ。付け加えて文句や頓珍漢な発言は多いものだから、カードゲーム以外のことでは関わりたくは無いのだ。

 

バトスピに関して言えば先ほど述べたとおり海千山千、相談にはモッテコイであるため、私がバトスピをやめるまでは付き合いが続くのだろう。

 

 

今日の大会では珍しいものを見た。女性プレイヤーである。所謂、「オタサーの姫」的なやつかと思ったが、違った。指輪をしていた。遠くから眺めてみるとどうやら彼氏と一緒に大会に来ているようだ。このクソ陰キャの群れの中に。

 

なんだこれ。地獄か。

カードゲームに理解のある彼女?しかもふつーに、そこらへんにいそうなレベルで可愛らしい感じの女性が?そんなものが現実世界にいたのか!?

いやいや、冗談はアニメだけにしとけって。マジで。

二回戦で女の方と対戦になったからフルボッコにしてスト勝ちしたけど、隣でアドバイスしてた彼氏さんよぉ、公認大会だからルール違反だぜテメェ。彼氏とか彼女とかよォ、そんなモンに意識割いてる奴がソレに意識割いてない奴に勝てると思うなよ。

 

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読み返して思ったけど、自分もクソ陰キャだし人間としては下の下だなぁ。

そろそろカードゲームもやめ時かな。