悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

ペンギン

 

ペンギン、という言葉を聞くと息がつまる。

どきりとして、一瞬たじろぐ。冷や汗をかき、キョロキョロとし始める。

 

街中でそんな特徴を持った小太りの男を見かけたら、きっとそれは私だ。

 

森見登美彦のペンギンハイウェイを1ヶ月ほど前に読了した際、私は奇妙な体験をした。そしてその体験は今もなお続いている。

 

ペンギンという言葉を聞くと嫌な気持ちになるのだ。数秒の間、息がつまる程に。

 

ペンギンハイウェイは内容としては面白かったし、森見の表現する奇妙で独特な世界観は私を大いに魅了した。

 

しかし、読了と共に私が得た喪失感はトラウマを呼び起こすのに十分過ぎた。

 

私の持つトラウマは時折、ひょっこりと顔を覗かせては消え去り、落ち着くとまた現れる。

現れる度に私の心臓を握りつぶそうとするのが難点だが、まだ現実にその影を落としてはいないのが救いだ。

 

 

最近はタバコを消費する速度が速くなっている。物語に対する欲は減退している。活発では無いし、長く遠い先を考えるのに苦痛が伴う。

どこに自分がいるのかもわからない。

 

それでも、私もあの少年のように走らなければならないのだ。

素麺を茹でながら、そんなことを考えた夜でした。