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悩みの日記。記すは発見。残すは苦悩。

日々の悩みや発見を書き起こし、問題解決の糸口を探る為の日記。

魚の眼

 

あなたは死んだ魚を見たことがあるだろうか。

料理をしたことがない人でも、誰だって一度は見たことがあるだろう。

 

では、その死んだ魚の眼をマジマジと覗き込んだことはあるだろうか。

 

彼らの眼はどこか儚げで、何を見ているのかわからない。魚の種類によっては可愛らしさを覚える人もいるだろう。しかし魚の眼に共通するあの特有の、無情の虚無感は計り知れない。

 

どの魚もそうなのだが、

私は魚が生きていようが死んでいようが魚の眼に大した違いを見出せない。

寿司屋の水槽に入っている鯛の眼も、スーパーの鮮魚コーナーの魚の眼も同じ様に虚ろでどこか悲しげに見える。

そもそも生き生きとした生命の輝きの宿る眼をした魚を見たことがない。

 

魚以外にもたまにそういった虚ろな目をした生き物を見かけることがある。

 

毎年、冬にむけて寒くなる時期に至る所で見かける。
駅の構内や、道を歩く彼や、職場、コンビニ、様々なところで死んだ魚のような眼をした人が虚ろな目で何かを探し求め、彷徨い歩いている。

 

そのなかでも男性の比率が高い気がする。そしてその中のハゲの比率も高い気がする。

統計などない。

 

しかし確信はある。

私の家系は

母の父も、私の父も、父の父も、

ハゲだったのだ。

 

きっと将来あんな眼を、そう。死んだ魚の様な眼をするのだろう。